だたし今回の収録は、テーマが2転3転した、かなりバタバタしたものになってしまいました。
まず今年のテーマを決めるにあたり、昨年12月に九州のテレビ局4局の関係者の皆様と、テレビ宮崎(UMK)の会議室でミーティングを行いました。2015年は1年間眼瞼下垂に集中していたため、2016年は新しいテーマにしようという話になったのです。ここで私が提案したのが、お肌のシミについてでした。テレビ局関係の皆様は「シミは病気ではないので…」と消極的でしたが、私が皮膚の断面図を使いながらご説明したところ、最終的に「お肌に対する紫外線の影響」というテーマに決定したのです。
そこで早速1月収録のものからテーマを切り替えようとなり、テレビ局がストーリーを作ってくださったのですが、ここでハタと考えてしまいました。紫外線をテーマにするなら、冬ではなくて春からにすべきなのではないか。そう思った私は収録3日前にテレビ局代理店の方に「もう1回眼瞼下垂をやりましょう」と提案し、ご了承いただいたのです。
さて収録前日に宮崎院から大分へと移動すると、大分院においてあったはずのフリップがありません。フリップとは、図解で説明する時につかう、B4サイズのボードです。これがないと、視聴者の皆さまにうまく伝わらない可能性があります。急いでスタッフに探してもらったところ、東京院にあるという連絡が来ました。
これをすぐに送ってもらうことにしたのですが、東京から大分までの便では当日中には届かず、収録日の到着になるということ。収録は朝の9時からだったので、間に合うかどうかわかりません。とりあえず発送はしてもらい、収録はテレビ局が作ってくださったストーリーに基づいて、紫外線によるしみやたるみの予防方法についてお話をしました。フリップは以前作成しておいたものを使用し無事3分間の収録を終えることができました。放送予定日は来週28日(木)10:35からです。よろしければぜひご覧ください。
ところで、東京から発送してもらった荷物ですが、こちらはロケット便で収録後に大分に届きました。でもフリップにしては大きさがおかしい。小さすぎるのです。梱包を開けて見ると…
中に入っていたのは「フリップ」ではなくて、眼瞼下垂の体験に使う、医療用の「クリップ」でした。一文字違うだけで、大違いです。その場にいた皆で、大笑いしてしまいました。
今回はこのような形でバタバタになってしまい、関係者の皆さまにご迷惑をおかけし、申し訳なかったと思っています。私自身も十分な準備ができなかったため、いつも以上に緊張しながらの収録となりました。
クリニックで行う施術はもちろんですが、何事も準備をしっかりやっておくことが大切なのですね。