2007年06月11日

韓国「Mediforman」訪問記(2)

今回は前回に引き続き、
イノポール−Dを利用した陰茎増大術を紹介します。
その前にまず、従来の陰茎増大術がどのようなものなのか
簡単に説明しておきたいと思います。

これまでの陰茎増大は、脂肪注入によって行うのが一般的でした。
注入する脂肪は、患者さまのお腹や大腿部の内側から採取します。
他人の脂肪を用いると、注入後に“脂肪融解”が起こり
せっかく注入した脂肪が体内で溶けてしまうからです。

それでは自分の脂肪を使えば脂肪融解が起きないのかというと
実はそう簡単な話ではありません。
脂肪融解を起こさないようにするには
破壊されていない脂肪細胞を注入する必要があり
その採取は非常に慎重に行う必要があります。
採取した脂肪のうち、実際に使用できるのは3分の1程度
肥満した方のものでは4分の1くらいしか使えないのです。

また注入された脂肪は周りの組織に吸収され
最終的には注入量の20〜30%しか残りません。
つまり一時的に増大させても、また小さくなってしまうのです。
もちろん注入前に比べれば、20〜30%は増大します。
でも効率が良くないことは、否めない事実です。

それではイノポール−Dを利用することで、
陰茎増大術はどのように変わるのでしょうか。
下の図は、イノポール−Dを利用した施術方法の概略です。

fig

まず陰茎の先端近くを切開し、包皮を剥離します。
そこにイノポール−Dをセットし、再び包皮を縫合します。
(上の図で“移植”とあるのは、正しくは“留置”なのですが
 ここではREGIN社のパンフレットをそのまま
引用させていただきます。)
これで施術そのものは完了です。
陰茎増大のみの手術であれば、30分程度で終了します。

イノポール−Dの最大の特徴は、移植後の組織形成にあります。
移植されたイノポール−Dには体液が浸透するのですが、
この過程で患者さまの真皮細胞も一緒に浸透します。
その後イノポール−Dは3〜4ヶ月程度で分解され
この間に浸透した真皮細胞がイノポール−Dの中で成長します。
最終的にはイノポール−Dと患者さま本人の真皮細胞が
完全に置き換わってしまうのです。

Fig

真皮細胞は脂肪細胞と異なり、
周囲の組織に吸収されることはありません。
そのため増大の効果が長続きします。

イノポール−Dは陰茎増大用に開発されたものですが
他にもイノポールA〜Eがあるそうです。
実用化されたのはイノポール−Dが最も早かったのですが
他の製品を頭蓋骨のインプラントに利用したケースもあるそうです。
イノポールを利用したインプラントは
従来のねじ式インプラントに比べて
グラツキが発生しにくい、というメリットがあります。
イノポールは今後、多岐にわたる施術で
活用されることになるでしょう。

さて、以上がイノポール−Dを利用した陰茎増大術の概要ですが
今回の業務協約では、他にもいくつかの施術方法を
日本に持ってくることが可能になりました。

そのうちのひとつが新しい亀頭増大術です。
亀頭増大術はこれまでにも、
脂肪注入による方法が行われてきましたが、
やはり脂肪の残存率が低いという問題を抱えていました。
これに対してスンホ先生は、亀頭皮下にトンネルを作り
ここに患者さま自身の真皮組織と脂肪を入れる方法を開発。
80〜90%という高い残存率を実現しています。
Mediformanではすでに150例の施術を行っていますが
効果に対するクレームは1件もないそうです。

また早漏治療に関しても、新しい施術を教えていただきました。
これは亀頭部分からの刺激を伝達する
陰茎背神経を遮断するというもので、
スンホ先生オリジナルの治療方法だといいます。
これまで日本には効果的な早漏治療方法がなかったので
早漏で悩んでいる患者さまにぜひ
試していただきたいと思っています。

今回は男性器治療の話になってしまいましたが
整形治療の最前線がいかにダイナミックなものなのか
感じていただけたのではないでしょうか。

※本文中の図版は、韓国REGIN社のパンフレットから
 引用させていただきました。

 

posted by コムロ美容外科 at 16:00 | 男性泌尿器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする