2007年07月24日

肌の細胞が若返る「ACR療法」(2)

ACR療法は、患者さまの血小板の“再生能力”を使い
肌細胞を活性化し、若返らせる方法ですが
実際の治療は次のような手順で進めていきます。

Fig_6

まず最初に患者さまから、血液を16cc採取します。
採血する箇所は、肘の内側です。
健康診断などで血液検査するときに
採血する場所と同じだと思ってください。

採血と一緒に、血小板を注入する箇所の麻酔を行います。
この麻酔は皮膚に塗るタイプのものなので、痛みはありません。

採血した血液は、遠心分離器にかけます。
これによって血液がいくつかの層に分かれます。
ここから血小板がたくさん含まれる層を
注射器で抜き取っていきます。
注射器ひとつで約1ccなのですが
16ccの血液からは、注射器4本分の血小板液を
取り出すことができます。

最後に、注射器に取り出した血小板液を
シワの部分に少しずつ注入していきます。
ちりめんジワは面状に広がっているので
この面全体に、1mmくらいの間隔で、
均等に注入していきます。

注射針は最も細い“30G(ゲージ)”というものを使います。
片方の下まぶたと目尻で、必要な血小板液は注射器1本分。
注射器4本分の血小板液を使うと
両目の下まぶたと目尻、両側のほうれい線まわりに
治療を施すことが可能です。

治療直後は、注入部分が少し盛り上がり
こわばった感じがしますが、
このこわばりは1〜2日で引いてきます。
もちろん治療した当日にお帰りいただけますし
お帰りいただく際に化粧することも可能です。

治療後のこわばりがなくなると、その部分の肌は
ふたたび元の状態に戻ってきます。
まるで治療なんてしていなかったかのように、
細かいシワがまた戻ってくるのです。
しかしその後2〜4週間で、少しずつ
シワが浅くなってくるのがわかります。
肌細胞が徐々に活性化し、若返っていったのです。
1回の施術の効果は、半年から1年位だといわれていますが
まだ登場してから半年くらいの方法なので
実際にどうかはわかりませんし、個人差もあると思います。

ヒアルロン酸注入などの方法は即効性が高いのですが
ACR療法はゆっくりと効果があらわれます。
つまり“劇的な効果”を期待するべきものではなく
ある程度の時間をかけて効果がでてくるのを待つ
といったタイプの治療法だといえます。
しかしこの療法を定期的に繰り返すことで
老化を確実に抑えられるのではないかと思います。

またゆっくり効いてくるため、
まわりの方に“治療を受けたこと”を知られずに
若返ることができる、というメリットもあります。

ただし、以前ご紹介したワキガ治療と同様に
ドクターのテクニックやノウハウによって
効果が左右される部分も少なくありません。
これについては次回、お話ししたいと思います。

posted by コムロ美容外科 at 16:45 | 若返り(しわ、たるみ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする