2007年09月11日

インプラントを成功させるために(1)

先日、審美歯科関連の研究会に出席したのですが
そこでかなりの数の失敗事例が紹介されていました。
最近はインプラントを希望する患者さまが増えており
インプラントを行うドクターも増えているようです。
しかし未熟な技術しか持っていないドクターが施術を行い
その結果失敗事例になってしまうケースも多いようなのです。

実はインプラントというものは、簡単なものではありません。
かなりのコツとテクニックを要する、高度な施術です。

インプラントというのは、歯を抜いたときに、
その欠損部分を補うための治療方法です。
歯が抜けた部分の骨に人工的な歯根を埋め込み
その上に差し歯と同じ要領で歯を作ります。

歯並びは見た目の美しさに大きな影響を与えるため
歯が抜けたことで、印象ががらりと変わる可能性があります。
インプラントを行うことでこのような問題を回避できますが
それ以上に重要なのが、歯の健康を保つ効果もある点です。
歯が欠損したままにしておくと、
その部分の歯を支えている骨が吸収されて弱くなったり
まわりの歯が傾いたりといったことが起こります。
インプラントはこのような現象を防いでくれるのです。

それではインプラントを成功させるには、
どのような点に注意すべきなのでしょうか。
その前にまず、インプラントの施術方法について
ご理解いただきたいと思います。

コムロ美容外科歯科では、
次のようなステップでインプラントを行っています。

STEP1
まず最初に術前の口腔内写真と、X線写真を撮影します。
それから顎模型を作り、欠損部の状態、
残存歯の状態、咬合状態など分析します。
X線写真は、口全体を撮影するパノラマ写真と
治療部分を撮影するポイント写真を撮っておきます。

Fig_20

STEP2
十分な局所麻酔を行い、インプラント埋入部の粘膜を剥離し、
骨にドリルで穴を開けていきます。

Fig_21

STEP3
欠損部をドリリングした後、
インプラントの植入の深さと方向を確認します。
そしてここに深度ゲージを挿入します。

Fig_22

STEP4
深度ゲージを挿入したままX線写真を撮り、確認します。

Fig_23


STEP5
インプラントを埋入する部位の、周囲の骨の形を整えていきます。

Fig_24

STEP6
インプラント本体を埋め込んでいきます。
これは家庭で使うネジのようなものですが
チタン製で非常に高価なネジです。

Fig_25

STEP7
インプラント上部にヒーリングキャップを取り付けます。
これは粘膜の傷口を安定させ、
きれいな形にするためのパーツです。

Fig_26

STEP8
剥離した粘膜を元に戻し、縫合していきます。

Fig_27

STEP9
インプラントと骨が結合するのを待ち(6週から24週間)、
土台となる部分を取付けた後、
歯の形をした“上部構造”の型取りをします。
出来上がった歯を装着して完成です。

以上がインプラントの施術方法です。
次回はこれを成功させるポイントについてお話しします。



posted by コムロ美容外科 at 16:00 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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