2007年10月09日

まつげ植毛のススメ(1)

前回眼瞼下垂の話をしました
やはり目元の美しさというものは、
女性の表情をいきいきさせる上で重要なポイントです。
そこで今回は、まつげ植毛の話題を取り上げます。

長くてはっきりとしたまつげは、
目元をぱっちりと、美しく見せます。
そのためにビューラーを使ってまつげをカールさせたり
エクステで長くしている方も多いと思います。
でもビューラーやエクステは毛根に力がかかるため
まつげに大きな負担を与えます。
これらをやりすぎることで、まつげが抜けてしまうことも
少なくありません。

そこでおすすめしたいのが、まつげ植毛です。
自分の髪の毛の毛根をまつげ部分に植え込むことで、
元々のまつげに負担をかけることなく
自然で長いまつげを作ることができるのです。

実はまつげ植毛を扱っているクリニックは
それほど多くありません。
私が知る限りでは、全国でもまだ5ヶ所程度のはずです。
(そのうちのひとつがコムロ美容外科歯科です)

それではまつげ植毛とは、どのような施術なのでしょうか。
そのプロセスをステップ毎に説明していきましょう。

STEP1
まつげ植毛するための毛根を取得します。
取得場所は、患者さまの後頭部です。
後頭部の毛髪は増殖力が旺盛なので
植毛した時にも定着しやすいのです。

切除場所に麻酔をかけた後、
後頭部の中央部分を紡錘状に、1cm×2cmていど切除し
毛根を含む皮膚組織を取り出します。

STEP2
後頭部から取り出した皮膚組織を
頭髪1本毎の部分に切り分けていきます。

Fig_37

STEP3
さらに細かく、毛根を切りだしていきます。
1ヶ所から2本以上の毛が出ている部分もありますが
この場合には1本毎に分けます。
STEP2〜3の作業を“株分け”といいます。
手間と根気が必要な、細かい手仕事です。
コムロ美容外科歯科ではナースが手分けして
この作業を進めていきます。

Fig_38

STEP4
株分けされた毛根付きの頭髪を、
生理食塩水に浸したガーゼを入れたシャーレに
1本ずつ並べていきます。

Fig_39

STEP5
ニードルと呼ばれる道具を使って、
株分けされた毛根を患者さまのまつげ部分に植えていきます。
ここで使うニードルはシャープペンシルのような形をしており
先端が半円形のノミのような形をしています。

Fig_40

この先端部分に毛根をセットして
植毛部分に突き刺すようにして植毛していきます。

Fig_41

Fig_42

実際の植毛は、下の写真のように進められます。

Fig_43

これも非常に細かい作業です。
ドクターが手元に集中できるように
ナースがニードルへの毛根セットを行い、
次から次へとセット済みのニードルをドクターに手渡します。
ドクターはセット済みのニードルを受け取り
手早く毛根を植え込んでいきます。

以上がまつげ植毛の施術内容ですが
非常に細かく、手間のかかる施術であることが
おわかりいただけると思います。
ただし作業そのものはスピーディに進められるため
お一人あたりの施術時間は1時間半〜2時間程度です。

植毛してから1〜2ヶ月で植毛した毛が抜けます。
まつげ植毛は毛を移植するのではなく
毛根を移植するのが狙いなので、これでいいのです。
毛はいったん抜けてから発毛期に入ります。

毛根には“毛周期”と呼ばれるものがあり、
ある程度の周期で毛が抜け替わります。
頭髪は2〜5年、まつげは2週間〜3ヶ月と言われていますが
頭髪の毛根をまつげ部分に植えると、
毛周期もまつげの毛周期に変化します。

この毛周期を2〜3回繰り返すと、
植毛した頭髪はまつげとして完全に順応します。
植毛した毛がすべて残るわけではないのですが
それでも9割程度は残ることがわかっています。
つまり左右合計100本植毛した場合には
90本ほどが新たなまつげとして定着します。

いったんこのような状態になってしまえば
元々のまつげとの違いがなくなってしまいます。
つまりここからさきは自分自身のまつげとして一生涯
美しい目元を作り続けてくれるというわけです。



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posted by コムロ美容外科 at 16:00 | 植毛(まゆ毛、まつ毛) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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