2008年01月22日

包茎は百害あって一利なし

今回は包茎の話をします。
具体的な数字は学者さんによっても異なるのですが
男性の7〜8割は包茎であると言われています。

包茎には真性と仮性があって、
この数字は両方をあわせたものですが
それでもかなりの割合です。
なかには「男性の9割が包茎」という
学者さんもいらっしゃいます。

私は包茎の方は、全員が
包茎治療を受けるべきだと考えています。
それはなぜでしょうか。
実は男性の包茎と女性のある重要な病気との間に
深い関係があるからです。

「子宮頚がん」という病気をご存じでしょうか。
ZARDボーカルの坂井泉水さんが
かかっていた病気です。
タレントの向井亜紀さんも同じ病気で
子宮の全摘手術を受けられました。
子宮がんは乳がんと並んで
女性の重い病気として知られていますが
子宮がんの8〜9割は子宮頚がんなのです。

私がまだ学生の頃、子宮頚がんは
不特定多数の男性との性交渉が原因で
発症すると教わりました。
私はこの話を聞いたときに、
なぜ「不特定多数の相手との性交渉」が
がんの原因になるのか、
とても不思議に思ったものです。
その後、子宮頚がんの患者さんのほとんどが
「ヒトパピローマウィルス」に感染していることが
突き止められました。
現在ではこの「ヒトパピローマウィルス」が
子宮頚がんの原因であることがわかっています。

ヒトパピローマウィルスは、
名前に「ヒト」がついていることでもわかるように
ヒトからヒトへと直接感染します。
感染の原因は性交渉です。
つまりこのウィルスを保有している男性と
性交渉を行うことで感染するわけです。

もし男性がウィルスを保有していなければ
相手の女性にウィルスが感染することはありません。
しかし男性が包茎である場合
余った包皮がウィルス繁殖の温床になります。
そのためヒトパピローマウィルスに
感染する危険性も高まってしまうのです。

このような「感染症の観点」から見ると、
男性の包皮を切除する「割礼」という儀式も
宗教上の理由だけで行われていたわけではない
ということが理解できます。
割礼は、熱帯や乾燥地帯に済む人々に
広く見られる風習です。
これらの地域の気候は衛生環境が悪化しやすく
感染症の危険が高いといえます。
そのため衛生予防上の習慣として割礼が始まり
それが宗教的な意味合いを持つようになったのでしょう。

つまり包茎治療というものは
男性だけのためのものではないのです。
これはパートナーとなる女性にとっても
重要な意味を持ちます。
包茎治療によってウィルスの繁殖を防止すれば
性的交渉の相手となる女性が
子宮頚がんになる危険性を回避できるのです。

もしあなたやあなたのパートナーが包茎なら
ぜひ早いうちに包茎治療を受けていただきたい。
これは私の切なる願いです。
これによって女性の子宮頚がんの発生を
防止することができるのですから。



posted by コムロ美容外科 at 14:12 | 男性泌尿器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。