2008年05月20日

顔の輪郭を美しく〜受け口の治療

 下の前歯が上の前歯より突出している「受け口」のことを、「反対咬合」あるいは「不正咬合」といいます。この場合、女性でもイカツイ表情になりやすいものです。表情を女性らしくしたいのであれば、ぜひ受け口も治しておきたいものです。

Fig_30

 受け口の治療というと、歯科矯正を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし歯科矯正では治療期間が約2年と、非常に長くかかります。これに対して美容外科の治療なら、必要な時間はわずか1日。たった1日の治療で、上品な口もとに仕上がるのです。

 受け口の治療を行う場合には、事前の検査が非常に重要です。まずレントゲンでアゴの周りのパノラマ写真を撮影し、さらにセメントで患者さまの歯列モデルを作ります。この歯列モデルで術後の状態をシミュレートし、最終的な形を決めるのです。

 それではなぜ、事前の検査が重要なのでしょうか。大きくふたつの理由があります。

 まず第1の理由は、術後の歯列が自然な形になるようにするためです。

Fig_31

 受け口の治療というものは、上の写真のように、前歯から4番目の歯を左右それぞれ抜いた上で下アゴの一部をカッティングし、前に突出した前歯を奥にスライ ドさせ、下あごの残りの部分を削ってスムージングする、というプロセスで進められます。下あごをスライドさせる時、仕上がりイメージをきちんと持っていな いドクターが施術を行うと、仕上がりが不自然になってしまいます。例えば歯の高さがきちんと揃っていない、といったこともあるのです。このような問題を避 けるには、事前に歯列モデルで仕上がりイメージを確認し、そのイメージ通りに施術を進めなければなりません。これはドクターの腕の見せ所です。

  第2の理由は、下あごをカッティングする時に、どの程度深いラインでカットするのかを決めるためです。アゴには歯根部(歯の根っこの部分)が埋まっていま すが、カッティングするラインが歯根部にぶつかってしまうのは望ましくありません。歯根部よりも必ず下のラインで切らなければならないのです。このライン を適切に決めるには、レントゲンのパノラマ写真が必要です。

 突出したアゴをスライドさせたら、第3歯と第5歯の間をワイヤーで固定し、 さらに歯肉の中で下顎骨をチタンプレートで固定します。この時も施術を成功させるためのコツがあります。「ただ単にスライドさせる」のではなく、スライド した後の接触面が「きちんとくっついている」状態にする必要があるのです。

 施術部分がきちんとくっついていれば、ここで「仮骨形成」と いう現象が起き、骨同士が自然に固定されていきます。腕の悪いドクターが施術を行うと、接触面が浮いてしまい、この仮骨形成がなかなか起きません。その結 果、骨同士が自然に固定されるまで、長い期間かかってしまうのです。

 施術は全身麻酔で行い、約2時間程度で完了します。歯を固定するワ イヤーは、1ヶ月後に抜去します。施術の料金にはここまで含まれています。チタンプレートはそのままで大丈夫ですが、これが気になる方は1年後くらいに別 料金で抜去することも可能です。なお腕の悪いドクターが施術を行った場合には、チタンプレートの抜去もなかなかできません。

 他の施術もそうなのですが、受け口の治療も、ドクターの選択は十分に注意して行うことをお勧めします。



posted by コムロ美容外科 at 15:18 | 輪郭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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