2008年05月27日

顔の輪郭を美しく〜頬骨削り

 頬骨が突出している方は、ここを削ることで、より女性らしい表情に変わります。また小顔効果もあります。

 頬骨削りというと、単純に頬の前の部分の骨を削ればいいと思っている方も多いかもしれませんが、実はけっこう複雑です。まず頬骨というものは、ひとつの 骨でできあがっているわけではありません。頬の前の部分に「頬骨体」という部分があり、その後ろの耳に向かう部分には弓のようにアーチを描く「頬骨弓」が あります。このふたつを適切なバランスで、小さくする必要があるのです。

Fig_32

 上の写真でピンク色に塗られているのは、頬骨体の突出している部分です。ここは削ってスムージングすることで、小さくできます。この時のアプローチは、上あごの奥歯近辺から行います。下の図のように、左右それぞれの部分を4センチほどカットします。

Fig_33

 しかしこれだけでは、頬骨の前方向の突出は小さくなりますが、横方向の突出は残ったままなのでバランスが悪く、小顔効果も出てきません。そこで行うのが頬骨弓の内方移動です。これはアーチを支えている両側の"柱"を切断し、頬骨弓全体を内側にずらす施術です。

  まず頬骨弓の前側の"柱"は、頭蓋骨側面に対して垂直方向に出ているので、2ヶ所カットして、その間の部分を取り除きます。この取り除いた部分の長さが、 移動距離に相当するわけです。一方、後ろ側(耳のそば)の"柱"は、頭蓋骨側面に対して斜め前方向に出ているので、頭蓋骨側面に対して垂直に近い方向に カットし、カット面をスライドさせます。スライドさせると頭蓋骨にくっついている方が出っ張ってしまうので、その部分はグラインダーで削ってスムージング します。さらに前側の柱はワイヤーで固定し、離れないようにします。

 このふたつの柱はアプローチ方法も異なります。前側の柱は頬骨体と同じように、口の中からアプローチします。後ろ側の柱は、もみあげ部分を外から2センチほどカットして、そこからアプローチします。

  この施術を行った後の頬骨弓は、最後にワイヤーで固定するとはいえ「柱が切断された状態」なので、上下に傾いてしまうかもしれません。ドクターの中にもこ のように考える方は多く、これを防止するために複雑な施術を行うケースもあるようです。しかし実際には、施術後の頬骨弓が上下に動くことはありません。こ の部分は上下から筋肉で支えられているため、もともと上下には動かないようになっているのです。そのため頭蓋骨から離れないように、ワイヤーで固定するだ けで大丈夫です。その後、仮骨形成が進んでいけば、頬骨弓は再び頭蓋骨にくっついてしまいます。

 またこれだけの施術を行うと、頬の周りが腫れてしまうのではないかと心配されるかたもいらっしゃるかもしれません。しかし「骨切り」というものは、上手に行えば腫れとは無縁です。筋肉や神経に損傷を与えなければ、腫れることはないのです。

 施術は全身麻酔で行い、頬骨体、頬骨弓両方の施術で約3時間で完了します。下の写真は施術例です。

Fig_34

 表情が女性らしくなっていることが、おわかりいただけると思います。



posted by コムロ美容外科 at 15:22 | 輪郭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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