2008年08月19日

再生医療は新しい波

8月7日にまた、UMKテレビ宮崎の「UMKママ感情報 PAKUPAKU(8月8日放送)」に出演してきました。私は最近PRPを活用した再生医療に力を入れているのですが、この時もその話をさせていただきま した。タイトルはずばり「再生医療」について、です。しかしこのタイトルのせいで、収録前にちょっとした問題が起きてしまったのです。

Fig_59

テレビ局が前もって用意されたタイトルフィリップは「脂肪注入」でした。これを私が「再生医療」にしたところ、放送局の方が「再生医療という言葉を使って 大丈夫なのか」という主旨の発言をされ、このタイトルそのものがNGになりかけたのです。すでにこの番組では「再生療法」という言葉は使っていたのです が、担当の方が「再生医療」という言葉をご存じなかったようでした。そのためこの言葉を放送に乗せても大丈夫なのか、判断が付かなかったわけです。

確 かに私にも、反省すべき点はありました。「どうせ脂肪注入の話をするなら、PRPを使った脂肪注入法を再生医療の観点からお話ししよう」と、タイトル変更 を軽く考えていたのです。しかし最近では総務省の指導が厳しいらしく、収録現場では言葉の使い方にかなり神経をとがらせているようです。特に医療関係の言 葉は問題が発生する危険性が高いので、現場もピリピリしていたのです。

私自身はこの程度のタイトル変更で、問題が発生するとは予想だにし ませんでした。とはいえ「再生医療」という言葉はすでに一般的に使われており、私が話す内容にも合致しています。そこでディレクターの方に「再生医療」に ついてご理解いただくため、収録直前の時間を使って説明させていただくことにしました。再生医療とは、これまで薬を使って行われてきた治療を自分の細胞に よって行うものであること、すでに大阪大学では昨年秋に心筋症の治療に再生医療が活用されていること等をお話ししたのです。

Fig_60

その結果、「再生医療」についてはご理解いただけたようで、番組内で使うことにもOKが取れました。これでひと安心です。番組の収録も無事に終了し、翌日の8月8日に放送されました。

Fig_61

私がここで言いたいことはふたつあります。

ひとつは「再生医療」について、これからは一般の方も知っておいた方がいい、ということです。 PRPを使った皮膚再生療法や脂肪注入法も再生医療の一種ですが、再生医療は今後、適用領域を大きく拡大していくはずです。効果が高いだけではなく、副作 用が少ないというメリットもあるからです。

もうひとつは、新しいことを積極的に話すドクターが、もっとたくさんいるべきではないかという ことです。新しいことをお話しするのは、今回のケースのようなリスクもあります。学会でも新しいことを話すドクターは、少数派に過ぎません。しかしプロ フェッショナルとして最前線で活動するドクターなら、自分が発見した新しい知見をどんどん発表すべきだと思います。

実は前回テレビでPRPを活用したバスト脂肪注入法を紹介した時も、視聴者から数多くの問い合わせをいただきました。だからこそ今回も、もう一度「再生医療」の観点からお話しすべきだと考えたのです。

再生医療の世界は、今後さらに急激な進歩を遂げるでしょう。このブログではその最前線を、紹介し続けたいと思います。



posted by コムロ美容外科 at 16:09 | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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