2008年09月02日

長茎術〜コムロ式ドローアウト法

今回から3回にわたって、男性器の施術についてお話しします。8月5日にワセリン除去の話をして、その後陰茎増大術について触れましたが、これまでの間に 男性器の施術について、きちんとした説明をしていなかったことに気がついたのです。施術に関する体系的な知識は、男性器の悩みを抱えている方に大きなメ リットをもたらすはずです。

今回取り上げるのは「長茎術」。男性器を長くする施術です。

“男性自身”について悩みやコンプレックスを持っている男性は、決して少なくありません。なかでも短小に関わる悩みは群を抜いています。

短 小矯正の施術としては大きく3種類あります。長茎術、亀頭増大、陰茎増大です。実際に行われる施術は、以前は長茎術が半分を占めており、続いて亀頭増大 (3割)、陰茎増大(2割)という比率でした。最近では亀頭増大の比率が増えて4:4:2になっていますが、それでも長茎術が男性器をパワーアップするた めの重要な施術であることは変わりません。

それでは男性器を長くするには、どのような方法があるのでしょうか。現在多くのクリニックで一般的に行われているのは「脂肪吸引法」と「埋没法」でしょう。

脂肪吸引法は下の図のように、陰茎上部に位置する下腹部の脂肪を取り除くことで、男性器を長くする方法です。肥満気味の方は下腹部の脂肪によって陰茎そのものが埋没したようになるため、この脂肪を取り除くことで、埋没状態を解消しようというのです。

Fig_64

しかしこの方法は「見た目の長さ」は長くなりますが、実際の長さを長くするわけではありません。また見た目の効果も、実は短期間で失われてしまいます。しかも痩せている人には適用できません。なぜこのような施術を行うクリニックがあるのか、私にはまったく理解できません。

埋 没法も基本的にはこれと同じです。埋没法では脂肪を吸引するのではなく、陰茎上部の皮膚とその奥にある靭帯に糸を引っかけ、糸を引っ張って皮膚を巻き込む ことで、陰茎上部の皮膚を埋没させます。しかし陰茎そのものを長くするのではなく、その上部を凹ますことで「長く見せる」という点は共通しています。もち ろんこの方法にも意味はないと、私は考えています。

それではコムロ美容外科・歯科では、どのような施術を行っているのでしょうか。私どものところでは「コムロ式ドローアウト法」という施術を行っています。その概要を示すのが下の図です。

Fig_65

陰茎の長さは陰茎海綿体の長さで決まり、海綿体そのものの長さは絶対に長くなることはありません。しかしこの陰茎海綿体は恥骨と靭帯によってつながってお り、全体が「く」の字型になっています。つまり陰茎海綿体のかなりの部分は陰茎の中にあるのではなく、恥骨に縛られた形になっているのです。そこでこの靭 帯を一部切開し、「く」の字をたるませることで陰茎を伸ばそうというのが、コムロ式ドローアウト法の基本的な考え方です。

この方法であれ ば「見かけ」だけではなく、今まで恥骨に縛られていた陰茎海綿体をひっぱり出すわけですから、陰茎そのものが実際に長くなります。個人差もありますが、だ いたい2〜5センチは確実に伸びます。またこれに伴い陰茎周囲の包皮が後退するため、軽い包茎も一緒に治ってしまいます。

この施術は私が 独自に開発したもので、他のクリニックではやっていません。おそらくやってみようとしても、そう簡単にはうまくいかないはずです。恥骨と陰茎海綿体を結ぶ 靭帯の周りには、前立腺や陰茎背静脈などの血管が近くにあるため、適切な形で切開するにはかなりの熟練が必要になるからです。

もちろん熟 練したドクターが施術を行うのであれば心配はありません。私もこれまで数多くの施術を行ってきましたが、この施術の失敗例はまだありません。また「靭帯を 切ってしまって大丈夫なのか」というご質問をいただくこともありますが、これも心配には及びません。この施術で切開する靭帯は「骨と骨をつなぐ」という靭 帯本来の重要な役割を担うものではなく、作用力の弱い靭帯だからです。そのため切開しても、周りに悪影響を与えないのです。

また手術で剥離された部分は一般に癒着を起こしますが、この施術ではこれが望ましい作用をもたらします。残った靭帯が再癒着によって以前よりも強力にくっつきあい、これによって勃起力がさらにパワーアップするのです。

長 茎術にはこの他に、陰茎にシリコン棒を挿入する方法がありますが、これはインポテンツに悩んでいる方にしかお勧めしていません。陰茎を太く、長くできる 上、シリコン棒によって勃起状態を維持しやすくなるのですが、勃起していない時も常に「半立ち」の状態になってしまうからです。これに対してコムロ式ド ローアウト法なら、確実に陰茎が長くなる上、長くなったあとの状態も自然です。単に陰茎を長くしたいのであれば、コムロ式ドローアウト法の方が適していま す。

いずれにしても「見た目」だけを改善する施術には、ぜひ気を付けていただきたいと思います。

posted by コムロ美容外科 at 16:17 | 男性泌尿器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする