2008年10月07日

埋没法(クイック法)とマイクロカット法

二重まぶたにする施術として、最もポピュラーなのは「埋没法(クイック法)」でしょう。この施術は30年くらい前から行われており、現在でも8〜9割のクリニックは、この方法を勧めてくるはずです。

埋没法(クイック法)とは、二重の予定ライン上のいくつかのポイントで上まぶたの表側と裏側を糸で縫合し、結び目を皮膚の下に埋め込むというものです。下 の図のように、糸を「瞼板」の裏まで通し、この糸を絞めることで、二重のライン(皮膚のくぼみ)を作ります。糸を通すポイントの数は、1〜3個所が一般的 です。これで二重の「癖」を付けるわけです。

Fig_72

この方法の最大の特長は、なんといっても手軽に行えることです。メスを使う必要がなく、施術そのものも10分程度で終わります。数多くのクリニックが行っているのは、このような理由があるからです。

しかしコムロ美容外科・歯科では、一部の例外を除いて、埋没法(クイック法)をお勧めしていません。この施術にはいくつかの問題があるからです。

ま ず第1に、一重に戻りやすいという問題があります。埋没法(クイック法)では糸で二重の癖付けをするため、施術後も抜糸を行いません。もちろん糸が吸収さ れてしまうと意味がなくなるので、吸収性の糸も使えません。使うのは「7−0青ナイロン」と呼ばれる細いナイロン糸です。埋没法(クイック法)用に使用さ れている糸はブルーナイロン以外にはないので、これを使わざるを得ないのです。しかしナイロン糸には、長時間テンションをかけ続けると伸びてしまうという 問題があります。そのためある日突然二重のラインがなくなってしまう危険性があります。

それではナイロン糸をきつく縛ればいいかといえば、必ずしもそうとはいえません。きつく縛れば二重が長く続くかもしれませんが、血行障害を起こし腫れる危険性があります。ほどほどのきつさで結ぶことは、ドクターの腕の見せ所でもあるのです。

第 2の問題は、ナイロン糸を結びつける時にできる「結び玉」が、二重のライン上に盛り上がりを作り、不自然な形になることです。ナイロン糸は釣り糸と同じよ うなものなので、簡単に結び目がはずれてしまいます。そのため1回だけではなく、何度か結ぶことで固い結び目を作るのですが、これが外から見ると、まるで 小さな吹出物の様に見えることがあります。

第3の問題は、二重のライン上の一部を糸で絞めてしまうので、二重のラインからまつげの間の組織が盛り上がり、腫れぼったい目になることです。せっかく二重まぶたにしても、パッチリとした二重ではなく、トロンとした表情になってしまう可能性があります。

私 のクリニックには時々タレントの方もいらっしゃるのですが、皆さん口を揃えて「クイック法はやりたくない」とおっしゃいます。すでに芸能界では、クイック 法はタブーになっているという話も聞いています。埋没法(クイック法)はまだ数多くのクリニックが行っているポピュラーな方法なのですが、最先端の美を追 究している方々にとってはすでに「時代遅れ」なのです。

これを基に、私が約20年前に改良開発したのが腫れぼったい瞼に適したマイクロ カット法です。これは二重の予定ライン上、目尻側1/3の場所を1〜2mmカットして、そこからまぶたの脂肪を除去した上で、埋没法と同様の施術を行うと いうものです。事前に余分な脂肪取ってしまうので第3の問題を解決できる上、糸の結び目をカットした場所に埋め込めるので、結び目が目立たなくなるという メリットもあります。ただしナイロン糸で癖を付けるという部分は同じなので、再び一重に戻ってしまう危険性は残っています。

しかしこれらの問題を根本から解決できる方法はすでに存在します。それは「ミニマムカット法」という施術です。これもコムロ美容外科・歯科オリジナルの施術なのですが、すでに15年の実績があります。

それでは「ミニマムカット法」とはどのような施術なのでしょうか。詳しくは次回、説明します。



posted by コムロ美容外科 at 16:34 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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