2009年02月10日

上眼瞼切開で若々しい二重まぶたに

 今回のテーマは「上眼瞼切開」です。

 以前「二重まぶたを理解しよう」で、二重まぶたの分類と、加齢によってそれがどのように変化する のかを説明しました。末広型、平行型ともに、年齢を重ねていくことで、次第に目尻の部分が垂れ下がってきます。これを解消し、もとの若々しい二重に戻す施 術が上眼瞼切開です。上眼瞼切開という施術そのものは一重まぶたの方に行うケースもありますが、やはり目尻の垂れ下がりが気になりやすいのは二重まぶたの ほうなので、二重まぶたの患者さまに施術を行うケースが多いようです。

 今回は加齢による二重まぶたのたるみ取りを紹介しましょう。

 加齢によって目尻が垂れ下がってくるのは、上まぶたの皮膚が伸びてくるからです。上眼瞼切開では、この上まぶたの余剰皮膚を切除することで、上まぶたのたるみを解消します。具体的な施術の内容は以下の通りです。

Fig_101

 目を閉じたとき、上まぶたに二重のラインが現れます。この二重のラインの上下の部分を皮膚を切除し、ナイロン糸で丁寧に縫合します。手術自体は 60〜90分程度、日帰りできます。また翌日には洗顔やコンタクトレンズの使用も可能です。5〜7日後に検診と抜糸を行えば、施術は完了です。

 このように書くととても簡単そうに聞こえるのですが、実はこの施術はドクターのセンスや経験によって、仕上がりが大きく左右されます。どのような形で皮膚を切開するのか、そのデザインが難しいのです。

  経験の少ないドクターがよくやる間違いが、二重ラインの上だけを切除するというものです。この方法では二重の幅が大きくなってしまい、以前よりも派手な二 重になってしまいます。加齢による上まぶたのたるみは、二重ラインの上下の皮膚のたるみも進んでいるので、このラインの上と下の切除範囲を考慮して行わな ければ、若々しい二重にはなりません。

 目尻の垂れ下がりがかなり進んでいる場合には、目尻側の切除量を多くする、といった配慮も必要です。目を閉じた時と目を開けた時では、目尻のたれ具合も変わります。常に仕上がりをイメージし、計算しながらデザインしていく必要があるのです。

 さらに患者さまのご要望に応じて、仕上がりを調節できるセンスも必要です。以前よりもはっきりとした幅の広い二重にしたいというご要望があれば、二重ラインの上の部分を切除します。このような判断を的確に下すには、豊富な経験とセンスが欠かせません。

 もちろん患者さまにも、仕上がりの状態をイメージしていただく必要があります。そのために私のところでは「ブジー」と呼ばれる道具を使っています。

Fig_102

 これは医療用の針金なのですが、まっすぐな針金の部分を自分で曲げて使用します。まず患者さまに目を閉じていただき、曲げたブジーを二重のラインに沿っ てあてがいます。この状態でゆっくりと目を開けていただくと、ブジーを挟んで上まぶたの皮膚が重なっていきます。ブジーの押さえ具合によってこの重なり具 合も変わり、二重の見た目も変化していきます。この状態で患者さまの好みの二重を再現した上で、その時の皮膚の重なり具合をチェックすると、最適な切除範 囲が判断しやすくなるのです。もちろんこのチェック作業も、それなりの経験を積まないと、的確な判断を下すことはできません。

 下の写真は、実際の施術例です。上まぶたのたるみを取ることで、はっきりとした若々しい表情になっていることがおわかりいただけるはずです。

Fig_103

 上眼瞼切開は、切除しすぎると取り返しがつきません。切除範囲を広くすると二重がくっきりとしますが、あまりやりすぎると不自然な仕上がりになります。私がお薦めしているのは、10〜20歳を目安に若返っていただくことです。

 上眼瞼切開の施術を受けるのであれば、ぜひ経験豊富で、センスのあるドクターに任せることをお薦めします。

posted by コムロ美容外科 at 17:38 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする