2011年04月26日

フラーレン+EGF=ERENE(4)

 さて前回までに、ERENEの主要成分のひとつであるフラーレンについてご説明しました。今回はもうひとつの主要成分であるEGFについてです。 EGFは「Epidermal Growth Factor」の頭文字で、「上皮細胞成長因子」を意味します。体液中の高濃度で存在するタンパク質の一種であり、上皮細胞の分裂・増殖を加速します。発見されたのは1962年。この発見の功績によって、米国の生物学者スタンレー・コーエンが1986年にノーベル賞を受賞しています。

 その効果はひとことで言うと「古い皮膚の細胞を新しく生まれ変わらせる」ことにあります。人間の皮膚は約28日周期で新しく生まれ変わっています。肌が新しく生まれ変わることを一般に「ターンオーバー」と呼びます。EGFはこのターンオーバーを促進させる効果があるのです。

 問題はこのEGFが、年齢と共に減少することです。フラーレンの説明の時に「加齢が進むと作り出される抗酸化物質の量が減っていく」という話をしましたが、EGFも同様なのです。

 EGFの減少は生まれたときから始まります。ただし20代前半までは、その影響は肌に現れません。しかし23〜25歳を超えると、外部からEGFを補充しないと肌の老化現象が起きるようになります。一般に40歳の人は20歳の人に比べ、EGFの量が1/2〜1/3にまで減るといわれています。これによってターンオーバーが遅くなり、しわやシミが増えていくというわけです。

 外部から補充したEGFは肌細胞にある幹細胞に直接働きかけ、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を増加させます。これによってハリのある肌を内側から作り上げ、ターンオーバー周期も28日周期に近づけることで、若い細胞が増加していきます。

 EGFの効果は継続使用によって高まっていきます。使用開始から1ヶ月くらいで効果が見え始めますが、長期的に使うほど、下の表に示すように、より大きな効果が得られるのです。

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 このようにEGFとフラーレンは、まったく異なるメカニズムで肌の老化を防止します。

 フラーレンの効果は強力な抗酸化作用にあり、その効果はビタミンCの125倍といわれています。これによって生体が生み出す抗酸化物質の不足を補い、酸化ストレスを防止します。つまり一種の「バリヤ」の役割を果たすわけです。

 これに対してEGFは、ターンオーバーを促すことで、肌の若返りを促します。つまり細胞そのものを適切な周期で入れ替えていくことで老化を防止するのです。

 この両方の効果を組み合わせれば、さらに大きな効果が期待できます。EGFによってターンオーバーした細胞を、フリーラジカルによるストレスで老化が進む前に、次の細胞へと置き換えることが可能になるからです。これこそがERENEの最大の特長だといえます。

 最後に症例を2つご紹介したいと思います。

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 この写真は、目尻周辺にERENEを使用したケースです。左が使用前、右が使用開始から6週間後です。細かいシワが消えていることがわかります。

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 こちらは目尻周辺と頬への適用例です。左が使用前、右が使用開始から6週間後です。お肌の赤みや色素沈着が改善されています。

 なおコムロ美容形成クリニックでも、ERENEを取り扱っています。
posted by コムロ美容外科 at 16:00 | アンチエイジング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする