2011年05月24日

眼瞼下垂:さらに進化した修正術(2)

 前回は一般的に行われている眼瞼下垂修正法を取り上げ、それらの問題点を指摘しました。今回は従来の方法の問題点を解消した、新しい修正法をご紹介します。当院で行っている眼瞼挙筋短縮法は「眼瞼挙筋オーバーラップ法」と呼んでおります。

 この方法は私が12年前に開発したもので、少しずつ改良を加えながら完成させてきました。現在のコムロ美容形成クリニックでは、眼瞼下垂修正にはこの方法をお勧めしています。 「眼瞼挙筋オーバーラップ法」は、皮膚切開は従来の半分で眼瞼挙筋を切除せず、挙筋を重ね合わせて瞼板に固定する方法です。同時に二重や脱脂、上眼瞼のタルミや凹み修正も併用可能です。この方法ですと無駄な挙筋切除をせず、血流は保ち自由に調整ができます。しかも術後の腫れは少ないのです。

 下の図は目の部分の断面です。緑色の線で囲んだ部分に施術を行います。

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 施術の手順は以下の通りです。

(1)萎縮した眼瞼挙筋をピンセットでつまみます。

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(2)眼瞼挙筋をピンセットで引っぱり出します。

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(3)眼瞼挙筋を瞼板に固定します。

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(4)最後に重瞼(二重まぶたにすること)を行います。

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 この方法には5つのメリットがあります。

1.血行が阻害されない。
 眼瞼挙筋を切らないため、血行が阻害されません。そのため施術後の目の腫れもおきにくく、施術直後から自然な仕上がりになります。

2.眼瞼挙筋が強化される。
 一般的に行われている眼瞼挙筋短縮法では、伸びて薄くなった眼瞼挙筋がさらに薄くなり、筋肉が弱くなる傾向があります。これに対して「眼瞼挙筋オーバーラップ法」では、逆に眼瞼挙筋が強化されます。

3.ぎょろ目にならない。
 眼瞼挙筋が強化されるため、施術後の眼瞼挙筋の伸びが抑制されます。眼瞼挙筋短縮法では施術後の眼瞼挙筋の伸びという、個人差の大きいファクターを計算に入れなければなりませんが、「眼瞼挙筋オーバーラップ法」ではその必要がなくなるので、「ぎょろ目」を回避できます。

4.施術後の再調整が可能。
 眼瞼挙筋を切断せず、折り畳んで重ね合わせて固定しているだけなので、再手術による調整が容易です。ほとんどのケースでは1回の施術でご要望のまぶたになりますが、「もう少し戻して欲しい」といったご要望をいただいた場合でも、問題なく対応できます。

5.まぶたの落ち込みも修正可能。
 加齢が進むと眼瞼下垂だけではなく、まぶたが落ち込むことも多いようです。「眼瞼挙筋オーバーラップ法」はこの「まぶたの落ち込み」の解消にも効果があります。瞼板の上に眼瞼挙筋の一部を重ね合わせるため、この部分の厚みが若干増大するからです。

 もし初めて眼瞼下垂修正術を受けられるのであれば、是非ともこの方法をお勧めします。それではすでに他の施術を受けた経験があり、再手術をご希望の場合はどうすればいいのでしょうか。その場合は以下のような方法で再手術を行います。

埋没法からの再手術
 この場合はまぶたの組織が癒着、瘢痕化しているケースが多いため、いったん癒着、瘢痕化した組織を剥離した上で、「眼瞼挙筋オーバーラップ法」を実施します。コムロ美容形成クリニックでは、このような施術を毎日のように行っています。

眼瞼下垂修正術からの再手術
 この場合は「ぎょろ目」が直らないというケースが一般的です。原因は眼瞼挙筋の切りすぎです。これを修正する場合には、大腿部から筋膜を移植することで眼瞼挙筋の長さを確保し、瞼板との縫合をやり直します。

 いずれにしても再手術にはそれなりの手間がかかります。最初からリスクの少ない方法を選択するのが一番です。
 なお「眼瞼挙筋オーバーラップ法」のような施術は高度な技術と経験が必要になるため、他のクリニックでは行えないケースが多いと思います。この方法に興味を持たれた方は、ぜひコムロ美容形成クリニック及びコムロ美容外科にご相談ください。


posted by コムロ美容外科 at 16:00 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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