2012年05月08日

わし鼻修正は骨削りと鼻尖挙上術を

鼻先が下を向いて団子のように大きい、まるで魔女を連想させる鼻があります。このような鼻は「わし鼻」と呼ばれています。日本人には比較的少ないのですが、それだけにコンプレックスになりやすいともいえます。

まずなぜわし鼻になるのか、図解しておきましょう。下のイラストは、横から見た鼻の解剖図です。

Fig2.jpg

鼻の形状は、上から鼻骨、外側鼻軟骨、鼻翼軟骨によって形成されています。典型的なわし鼻は、鼻骨が大きいという特徴があります。まず鼻骨の横幅が大きく、鼻骨の先端部分も持ち上がっています。その一方で鼻尖はそれほど上がっていないため、鼻柱全体が丸くて大きい、存在感のある鼻になってしまうのです。

このような鼻を修正するには、大きすぎる鼻骨を削って小さくする必要があります。下の図のように、鼻骨のハンプ(盛り上がった部分)を中心に、全体的にバランスが取れるように「骨削り」を行うのです。

Fig3-2.jpg

まず鼻骨の両サイドを削ります。鼻骨の両側の皮膚を5mm程度切開し、そこに幅2〜3mmのノミを入れて削っていきます。

Fig3-3.jpg

Fig3-4.jpg
次に鼻骨先端部分です。ここは鼻の穴からアプローチし、やはりノミで鼻の稜線部分を削り、形を整えます。

しかしこれだけでは、バランスの取れた鼻にはなりません。鼻筋をすっきりと見せるには、鼻尖の位置を高くする必要があります。これが「鼻尖挙上術」です。

この施術では、左右の鼻翼軟骨の頭側を一部切除し、外側鼻軟骨の頭側に持ち上げるようにして縫合します。アプローチは鼻の穴から行うので、外側には一切傷はつきません。

Fig3-5.jpg

鼻尖の位置を挙上する(上方向にずらす)と、鼻尖の皮膚に余剰ができるため、鼻尖が丸くなることがあります。そのためこの施術を行う場合には、鼻尖縮小も同時に行います。両側の鼻翼軟骨を縫合して引き寄せることで、鼻尖を小さくするのです。

このように複数の施術を同時に行うことで、わし鼻を美しい鼻に修正できます。手術後はその日のうちにお帰りいただけますが、骨削りを行うため、麻酔は全身麻酔を使用します。

下の写真は施術例です。

Fig3-6.jpg

すっきりとした美しいラインになっていることがおわかりいただけると思います。

わし鼻修正は多数の手技が必要になり、骨削りも行うため、対応できるクリニックは限られてきます。また3次元的な美的センスも必要です。ぜひ経験豊富なドクターに施術を任せていただきたいと思います。


posted by コムロ美容外科 at 16:04 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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