2012年06月12日

鼻中隔延長術(短鼻を修正してシャープな鼻に)(1)

これまでにもご説明したように、日本人の鼻は欧米人に比べて短く、鼻尖が低くて丸いという特長があります。ご自身の鼻に関して次のようなご要望をお持ちの方は、決して少なくありません。

・短い鼻をのばしたい。
・上向きの鼻(いわゆる「ブタ鼻」)をなんとかしたい。
・正面から見たときに鼻の穴を目立たなくしたい。
・鼻を高くしたい。
・西洋人のようにシャープな鼻にしたい・・・

これらのご要望を持つに至る最大の原因は、実は鼻の短さ(短鼻)にあります。例えば鼻が上向きになってしまうのは、鼻翼の位置に対して鼻の長さが短いため、鼻尖の位置が上がってしまうからです。また鼻翼の付け根が鼻尖より下に位置すると、鼻の穴が目立ちやすくなります。短鼻を修正すれば、日本人が持つ鼻のコンプレックスの多くを解消できるのです。

短鼻の程度が軽い場合や、ほんの少しの調整でご満足いただける場合には、鼻尖部に耳介軟骨を移植する方法で対応します。耳介軟骨の厚みは1枚平均1mm程度なので、通常は2〜4枚重ねて縫合することで厚みを確保します。数mm程度(5mm未満)の修正であれば、この方法が適しています。この施術を「鼻尖延長術」といいます。

しかし重度の短鼻の場合や、より大きな改善をお望みの場合には、「鼻中隔延長術」がお勧めです。鼻中隔延長術なら、5〜7mmに及ぶ、短鼻の大幅な改善が可能になるからです。

鼻柱隔延長術は、その名が示すように、鼻中隔と呼ばれる部分を長くする施術です。

鼻の形状を作り上げているのは骨と軟骨ですが、上から鼻骨、外側鼻軟骨、鼻翼軟骨となっていることは、これまでにもご説明した通りです。

Fig1.jpg

外側鼻軟骨と鼻翼軟骨は左右に分かれており、その間に薄い板状の軟骨が挟まれています。これが鼻中隔軟骨です。この鼻中隔軟骨を取り出し、鼻中隔の延長に利用するのが、鼻中隔延長術なのです。

この施術は高度なテクニックが必要になるため、対応できるクリニックは限られています。また軟骨同士を部分的に分離して組み替えることになるため、3次元的なセンスも必要です。

鼻全体を伸ばすため、軟骨まわりの組織が柔軟であることも必要です。ただし日本人は鼻の組織が西洋人に比べて柔らかいので、これが問題になるケースは少ないようです。

なお鼻中隔延長のためにL型インプラントを使うクリニックもあるようですが、この方法ではインプラントが上に移動しやすく、数ヶ月後にブタ鼻になってしまうか、インプラントが鼻尖を突き破ってしまうことがあります。もしクリニックからインプラントによる鼻中隔延長を提案されたら、必ず断るようにしてください。

それでは鼻中隔延長術はどのように行うのでしょうか。これについては次回ご説明します。


posted by コムロ美容外科 at 16:00 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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