2012年07月24日

フォトRFリファームによるスキンタイトニング(ST)

 前回はフォトRFによるスキンリニューアルのメカニズムを紹介しました。今回はフォトRFリファームによるスキンタイトニング(しわやたるみの改善)のメカニズムを説明します。

 スキンタイトニングの基本は、主として真皮層に熱ダメージを与えることにあります。熱ダメージが与えられた生体組織には治癒反応が生じ、繊維芽細胞が刺激されます。これによってコラーゲンファイバーの生成が促され、真皮が再構築されます。その結果、真皮層全体のハリを生み、若々しい肌が戻ってくるのです。

 スキンタイトニングの施術方法も、以前は光エネルギーを照射する方法が一般的でした。しかし光は色素や水分によって吸収されやすく、照射源から遠くなるほど急速に減衰するという特性を持っています。

 スキンタイトニングで使用するレーザー光は赤外線が一般的であり、赤外線はメラニン色素の影響を受けにくいのですが、それでも真皮上層部までしか影響を与えることができず、真皮層全体への効果は期待できないという状況でした。効果を高めようとすると、どうしても照射エネルギーを大きくする必要があり、火傷を引き起こす危険性がありました。

 この問題を解決するため、光エネルギーとRFエネルギーを組み合わせたのがフォトRFリファームです。

Fig4.jpg

 フォトRFリファームで使用する光の波長は700〜2000nmの赤外線です。赤外線は、暖房用のヒーターや炬燵でも使用されているものであり、皮膚(真皮)全体をじんわりと暖めます。しかし前述のように、効果的な熱ダメージを与えるには不十分です。

 ここにRFエネルギーを加えるとどうなるのでしょうか。赤外線で暖められた真皮はインピーダンスが低くなっているため、ここにRFエネルギーが集中し、さらに温度を上昇させます。つまり真皮部分を選択的にターゲティングして、熱ダメージを与えられるのです。もちろん表皮はコンタクトクーリングによって、一定以下の温度になるようコントロールされます。

Fig5.jpg

 フォトRFリファームでは、主役はあくまでもRFエネルギーです。この点がフォトRFと大きく異なります。

 フォトRFでは光エネルギーとRFエネルギーはほとんど同じレベルであり、それぞれ作用する場所が異なっています。これに対してフォトRFリファームでは、RFエネルギーがフォトRFの4〜5倍になっています。赤外線エネルギーはあくまでも、真皮のインピーダンスを変化させるために使われます。その後に照射する高いRFエネルギーが、真皮全体に熱ダメージを与えて再生を促すわけです。

 フォトRFリファームは、光エネルギーだけの治療方法に比べて痛みが少なく、安全性も高いという特徴があります。また治療直後から張り感やシフトアプ効果を実感できる、即効性も大きな魅力です。

 下の写真は施術例です。あごの下のたるみが改善されています。

Fig6.jpg

 次回はフォトRFのもうひとつの使い方である、フォトRF脱毛のメカニズムについて説明します。
posted by コムロ美容外科 at 16:00 | 若返り(しわ、たるみ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする