2014年03月11日

上眼瞼(後編)〜「Dr.コムロのビューティ・美・トーク」2014年2月放送内容から

前回の続きです。目の幅を変える方法と、眼瞼下垂について説明しています。

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コムロ:次は目元です。目の横幅を変える方法です。その1つの方法が目頭切開です。多くの日本人には上の方のように、目頭に蒙古ひだというひだがあります。このひだを取り去ることで目の幅を広げることができます。

夏目:まったく違いますね。サイズがぐっと大きくなりますね。

コムロ:下の方は蒙古ひだが顕著ではないのですが、このような方でも目頭切開で目の幅を広くできます。また二重まぶたの形には、並行型と末広型という2種類の形があり、この方の場合は末広型なのですが、この場合は目頭切開によって並行型にすることも可能です。

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コムロ:次にご覧いただくのは目尻切開です。この部分を取って目尻を広げています。以前はこの部分を横に切って縫っていた時代もありましたが、そうすると癒着が生じて逆に目が小さくなることもありました。いまは目尻を横に切るのではなく、目尻の皮膚を全体的に処理することで、目尻を広げる方法に変わっています。

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コムロ:こちらの方も、目尻を切開することで、目尻の幅を広げています。目尻の幅が広がれば、目そのものも大きく見えます。

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コムロ:最後は眼瞼下垂です。先ほど申し上げたように眼瞼下垂は、最近クローズアップされることが増えています。実は眼瞼下垂は、様々な症状を引き起こす原因になっています。眼瞼下垂とはどういうものかといいますと、まぶたが垂れ下がっている状態のことです。まぶたを挙げる筋肉が伸びてしまうのです。

夏目:加齢と共に、ということですね。

コムロ:そうですね。ただし先天性のケースもあります。また長期間コンタクトレンズを着用している方も、眼瞼下垂になりやすいようです。眼瞼下垂になると、まぶたを挙げるためにおでこの筋肉を使います。そうするとおでこの筋肉が硬くなり、側頭部や後頭部など、頭全体の筋肉も硬くなっていきます。

夏目:一部分だけではないのですね。

コムロ:さらに首の筋肉も硬くなります。そうすると頭が痛くなってきます。これが緊張性頭痛、いわゆる偏頭痛ですね。肩の筋肉、僧坊筋も硬くなっていきます。そうすると、なんと猫背になってしまうのです。

夏目:姿勢まで悪くなってしまうのですね。

コムロ:猫背になると、今度は腰を痛めてしまいます。いいことは何もありません。

夏目:眼瞼下垂がもたらす影響って、身体全体のいろいろな場所に現れるのですね。

コムロ:眼瞼下垂が健康に良くないことはおわかりいただけたと思いますが、それだけではなく、老化も進んでいきます。それはなぜかといいますと、姿勢が悪くなることで呼吸が浅くなり、体内の余剰酸素が活性酸素になるからです。活性酸素は老化を早め、癌などの病気にもかかりやすくなります。姿勢が良ければこのような問題は起こりにくいのですが、眼瞼下垂の方のほとんどは猫背です。有酸素運動療法というのもありますが、普段の生活が猫背なら意味がありません。姿勢はとても大切です。でも眼瞼下垂の方は、姿勢を正すことが苦しいのです。

夏目:背筋をピンと伸ばすことが・・・

コムロ:しかし目を閉じると楽になります。まぶたを挙げるために眉を挙げる必要がなくなり、おでこの筋肉も硬くならないからです。おでこが柔らかければ、頭も首も肩も柔らかくなります。腰も楽になります。でも目を開けると症状がまた出てしまいます。これでは人生、損してしまいます。

夏目:本当ですね。それも手術でどうにかなるのですか。

コムロ:なります。手術することで、眉を挙げることなくまぶたを挙げることができ、おでこのしわもなくなります。姿勢も良くなります。ただし眼瞼下垂にもいくつかの段階があります。

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コムロ:まず目を閉じて、他の方に眉を押さえてもらってください。その状態で目を開けます。その時にまぶたがどこまで挙がるのかを見てください。瞳孔がどこまで見えているかで判断します。瞳孔の直径は周りの明るさで変わりますが、直径4mmの状態を基準にします。この時、まぶたが瞳孔の上部にかかっているのであれば、眼瞼下垂は始まっています。瞳孔に被さっているのであれば、すでに重度の眼瞼下垂です。重度になると、頭が痛くなったり肩が凝ったり、猫背、腰痛といった症状が出てきます。

夏目:いろいろな症状を引き起こしてしまうのですね。

コムロ:このような自己診断法では、眉をしっかり押さえて行うことが重要です。改めて眼瞼下垂の症状をまとめると、このようになります。

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コムロ:まず肩が凝り、頭痛がして、腰痛や猫背を引き起こします。腰痛には筋性のものもありますが、甘く見ているとヘルニアになることもあります。ヘルニアになったらもう治りません。いくら牽引療法を行っても、もともと姿勢が悪いことが原因なので、症状が再発してしまうのです。

夏目:私も若い頃、腰を痛めてことがあったのですが、日常生活全てが不便になってしまいました。

コムロ:そうですね。肩こりや腰痛は、普段の生活で克服することが難しい症状です。

夏目:重たいものを持つとまたぶり返したり・・・

コムロ:そう、悪循環ですね。それではまぶたを挙げる筋肉は、実際にどこにあるのでしょうか。

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コムロ:これは目の解剖図です。上まぶたの下に軟骨があり、その上に眼輪筋という筋肉があります。その内側には脂肪があり、その下に軟骨を持ち上げる働きをする筋肉があります。これを眼瞼挙筋というのですが、これがまぶたを挙げる筋肉です。この眼瞼挙筋が伸びきってしまうことで眼瞼下垂になるのです。これを短くすれば眼瞼下垂を治せますが、この手術には複数の方法があります。1つは眼瞼挙筋を切って短くして縫いつける方法です。しかしこの方法は腫れやすく、伸びきったものを短くしてしまうので、まるでびっくりしたときのような「びっくり目」になりやすいという問題があります。そこで現在では違う方法で手術を行っています。伸びきった筋肉を切るのではなく、軟骨の上に畳み込むようにして移動させるのです。この方法なら筋肉の厚みが増し、より丈夫になります。また切らないため腫れも起きません。同時に二重まぶた、目の周りのたるみ取りも行えます。

夏目:一石三鳥ですね。

コムロ:二重の幅は個人差があり、人によって好みも異なります。しかし無理に幅を広げてしまうと、全体的なバランスが崩れてしまうことがありますので、そこは美容外科の専門の先生とお話をされて、決められた方がよろしいかと思います。

夏目:コムロ美容外科ではもちろん、手術前にしっかりとしたカウンセリングでお互いにお話をしながら、その人が「こうなりたい」という形を決めていけるのですね。

コムロ:そうです。私も皆さまの希望をできるだけ叶えたいと思っています。

夏目:目のことで何か悩みがある方は、一度コムロ美容外科に相談に来ていただくといいですね。


posted by コムロ美容外科 at 16:00 | メディア出演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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