2014年06月10日

第102回日本美容外科学会(JSAS)に参加しました

 6月7日〜8日の2日間、東京ビッグサイトで開催された「第102回日本美容外科学会」に、3年ぶりに参加してきました。コムロ美容外科・東京院のスタッフも一緒です。

00.jpg

02.jpg

 私が初めてこの学会に参加したのはもう25年前です。当時は年に1回の開催で、講演会場も1つだけ、協賛企業の展示ブースも4〜5社だったと記憶しています。その後参加者が増え、年2回開催になり、10年前は講演会場が3会場になりました。現在はまた年1回の開催になり、今回は講演会場が2会場。3年前に比べて少し寂しくなりました。

 その一方で協賛企業のブースは以前にも増して65社と多くなりましたが、参加者が少ないため閑散としていました。でもこの展示ブースでは最新の医療機器を見ることができるので、いつも楽しみにしています。

03.jpg

 今回の講演でいちばん面白かったのは、白壁征夫先生の「日本における美容外科の歴史」です。1896年に始まった重瞼術(二重まぶたにする施術)、1934年に始まった隆鼻術(鼻を高くする施術)から、その後の歴史を追いかけていくもので、とてもよくまとめられた講演内容でした。

 今ではシリコンプロテーゼを使うのが当たり前になっている隆鼻術も、最初の頃は象牙を使用していて、施術も美容外科ではなく、耳鼻咽喉科で行っていたそうです。当時はまだ美容外科という分野が存在していなかったのです。美容外科が生まれたのは1938年。その創始者となったのは、梅澤文雄先生です。現在の日本美容外科学会の会頭・理事長を務められている梅澤文彦先生は、そのご子息に当たる方です。

 施術方法の講演で興味深かったのは、大橋昌敬先生の「乳房インプラント抜去と同時のコンデンスリッチ豊胸」です。

 最近ではより自然な形や触感のため、以前入れた人工乳腺を取り去り、脂肪注入するというケースが増えています。この時、人工乳腺が入っていた場所が大胸筋下であれば、脂肪注入する場所とは異なるため問題ないのですが、大胸筋と乳腺の間に入れた場合には、同じ場所に脂肪を注入するため、人工乳腺を取り去った後の切開位置から、後で注入した脂肪が出てしまうケースがあります。大橋先生の方法で施術を行えば、このような問題を防止できるようです。

 医療機器のブースでは「ノンニードルMEDJET」に興味を惹かれました。これはピストル型の機器で、トリガーを引くことで炭酸ガスのジェット噴射によって先端30ミクロン穴(0.03o)から薬剤が噴出され、細胞間へ浸透させるというものです。針による薬液注入に比べて痛みが少ないという特徴があります。応用範囲が広く、患者さまの負担軽減にもつながるので、コムロ美容外科でもぜひ導入しようと考えています。

 それから久しぶりに、高須クリニックの高須克弥先生にお会いしたので、他のスタッフも一緒に記念撮影をさせていただきました。

04.jpg

 今回の学会では、私は講演を行わなかったのですが、次回はぜひと言われています。来年に開催される「第103回日本美容外科学会」では、講演者として出席することになるかもしれません。
posted by コムロ美容外科 at 16:00 | 交流活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする