先日、OBS大分放送の番組に出演しました。毎週土曜日の朝、9時25分から放送されている『かぼすタイム』という情報バラエティ番組です。OBSさんからは何度かお声かけいただき、そのつど美容医療に関するお話しをしています。今回は、当院でも常に施術件数の上位でもある「眼瞼下垂」のお話しをしました。収録は30分ほど行ったのですが、実際の放映は1分30秒。当ブログでは、放映されなかった部分を交えてお伝えします。
「眼瞼下垂」が原因と思われる体の不調があります。それは、「肩こり」。当ブログでも何度かお話ししましたが、先日の放送では「肩こり」をキーワードにしました。
女性の約8割の方が肩こりの症状で悩んでいるといわれています。その中には、つらい偏頭痛を伴う方もいらっしゃいます。偏頭痛の原因はホルモンバランスなどともいわれていますが、目の疲れにあると感じたことはありませんか?偏頭痛の症状がある患者さまから、頭が痛くなる前兆に眼精疲労があると聞いたことがあります。私は、眼瞼下垂の患者さまを多く診察し手術してきた経験で、肩こり、偏頭痛の原因のひとつに眼瞼下垂があるのでは?と感じていたので、なるほどと思いました。
眼瞼下垂の症状で、まぶたが重くなる、下がってくると、ものが見えづらくなります。目を開けようとして眉毛を上げるとおでこの筋肉が縮んで固くなります。筋肉はつながっているので、その動きが後頭部から首、肩へと伝わります。眼瞼下垂に気付かずに視力を維持しようとまぶたに力をかけ、筋肉に通常とは違う負荷がかかって肩こりが起き、目も疲れて偏頭痛を引き起こすと考えます。
まぶたに力をかけていることに気付いてもらうため、クリップでまぶたをはさむ簡単な実験があります。放送でレポーターの工藤桂子さんに試していただき、たったそれだけで肩がスムーズに動くと驚いていました。ちなみに眼瞼下垂の原因は加齢によるものが多いといわれていますが、コンタクトレンズの使用やスマートフォン、パソコンの長時間使用なども原因とされており、最近は若い患者さまも多くいらっしゃいます。
眼瞼下垂の手術は、健康保険が適用されるので眼科のクリニックで手術できます。また、美容外科で手術を受けても各種任意保険に加入されていれば給付金が支払われることがありますので、ぜひ、ご加入の保険会社にお問い合わせください。手術方法は、5つほどあります。当院では術後の腫れを最小限に抑えることが可能な「ミュラー筋タッキング法」で行います。これは私が開発したオリジナルの手術方法です。
私がメディアやブログで何度も眼瞼下垂の話題をお伝えするには理由があります。患者さまのお顔の大切なパーツを扱うため、手術では見た目のバランスを考えなくてはなりません。美容外科としては当然のことです。しかし、保険内の手術では決まりとして、そこまで対応できないのです。3年ほど前、ある医科大学の医師のLIVE配信手術を拝見しました。その際、目のたるみはそのままにされており、見学していたほかの医師から「なぜ?」と、質問があったほどでした。私が美容外科医として眼瞼下垂のことを皆さんに知っていただきたい大きな理由がそこにあります。気になる方はぜひ、ご相談ください。
今後も、さまざまな場所で私の技術や最新の美容医療についてお話ししていきます。皆さんお楽しみに!