2018年06月27日

「第106回 日本美容外科学会(JSAS)」で発表しました

 平成30年5月16日(水)〜17日(木)の2日間、品川プリンスホテルで開催された「第106回 日本美容外科学会」に当院のスタッフと一緒に参加しました。
 毎年行われるこの学会には国内、国外の美容医療に携わるドクターが集まります。
そしてそれぞれが持つ知恵と実績を発表し、学び、議論し合い、交流を深め、さらに美容外科医療の発展のために歩んでいこうと決意を新たにする貴重な時間を過ごします。
また、過去にない発表を聞くことができる機会でもあります。
 今回、私は、学会事務局から「眼瞼」担当の座長を依頼され、「眼瞼下垂手術のひと工夫」という演題で発表を行いました。

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 眼瞼下垂の手術には瞼(まぶた)の表の皮膚側から切開する経皮法と、瞼の裏の結膜側から手術を行う経結膜法があります。
当ブログでは幾度かご紹介している眼瞼下垂の手術方法ですが、当院で行っている眼瞼挙筋短縮法(眼瞼挙筋オーバーラップ法)は、20年前に私が開発したオリジナルの手術方法で、少しずつ改良を加えながら完成させたものです。
皮膚の重瞼ライン上を切開後、眼瞼挙筋を切除せずにミュラー筋のみを短縮する方法です。
この新しい方法と改良は、眼瞼下垂の手術を年間約300件以上、累計で10,000件以上の症例を持つ当院だからこそできたといえます。
 講演は、2日目の朝の9時からという開始時間の早さにもかかわらず、200人は入ることができる部屋にドクターが次々と訪れ、終わってみると満杯になっていました。
説明のあとの質疑応答、議論の時間では演者である私があらかじめ参加しているドクターの得意分野を把握しておき、逆に質問をして盛り上げました。
私が1番驚いたのは、議論の時間が終わったあとに個人的に私をつかまえて質問を投げかけてくるドクターが多かったことと、質問の内容がほぼ同じだったことです。
私は、発表の際、手術中の様子を撮影した動画を流しながら説明を行いました。
動画には手術中の様子がとても大きく映っていたのですが、「手際がよく、早すぎて、なにをどうやって患者がこんなに腫れもなく、きれいに瞳を開ける段階にまで手術がすすんでいるのか分からなかった、どうやって手術したのか?」という事でした。
結局、講演のあとにも発表と同じ内容を何度もドクターたちに説明することになりましたが、私の術式にたくさんのドクターが興味を示したことがとても誇らしく、嬉しく思いました。
 ちなみに、その後、学会事務局からも来年また講演をしてほしい、今回の論文も提出してほしいと依頼が入りましたが、そこは私もスケジュールを合わせたいと考えているところです。

 学会のもうひとつの楽しみに、ランチョンセミナーがあります。

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豪華な昼食をいただきながら「その道」の第一人者の話が聞ける、またとない機会です。
夜の親睦会も立食パーティで和気あいあいとドクターたちとの会話を楽しみました。

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(左から、湘南美容クリニック 相川先生、ノエルクリニック 保志名先生、私、大阪大学 高田先生、くらた医院 倉田先生)

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(元コムロ美容外科医療次長で現在は、ヴェリテクリニック総院長 福田先生と)

この学会は、国内の美容医療のドクターにとっては年に1度の祭典のようなものです。
そのような素晴らしい場で発表し、多くのドクターからの反響を得たことは、私にとっても力になりました。
今後も患者さまのためにその力を使っていこうと、気持ちを新たにしました。


posted by コムロ美容外科 at 15:33 | 交流活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月14日

「小室総院長、中国四川省成都市へ」

【四川省成都市診療活動】
去る、6月4日〜6月6日、成都市のMY Qeen美容外科へ行って来ました。
約1年振りの訪問となります。
6月4日は14時まで東京銀座院にて診療。
その後、成田空港に向かいANA22時20分発で成都市に向かいました。
深夜到着だったため、食事せず送迎車に乗ってホテルでグウ〜??
5日は年一回の健康診断。午前中は成都市内の保健所で検査を受けてきました。

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2016年06月14日

中国・成都市へ視察旅行に行ってきました

 6月6日〜8日にかけて、中国・成都市へ視察旅行に行ってきました。成都市は中華人民共和国四川省の省都であり、たくさんのジャイアントパンダが見られる成都動物園や杜甫草堂、道教発祥の地とされる青城山、三国志に登場する諸葛亮孔明を祀った武侯祠等、数多くの観光スポットがあります。しかし今回の視察では、これらの観光地は全く訪れませんでした。目的は中国の美容外科の状況を知ることだったからです。

 今回の成都行きのそもそものきっかけとなったのは、私が担当する患者様の中に、中国の女性がいたことです。実はこの女性の夫君が、中国で有力な建設デベロッパーの総裁を務める「遅さん」であり、私の施術の話を女性から聞いて、美容外科に興味を持たれたのです。遅さんとは昨年春頃に初めてお会いし、日本の美容外科について説明をさせていただきました。そしてその半年後には「中国で美容外科クリニックを展開するので力を貸して欲しい」という話をいただき、視察旅行に行くことになったのです。

 6月6日の診療を終え、15時頃に銀座から成田へ行き、17時25分発のANAで成都へ。昔は北京等で乗り継ぐ必要がありましたが、今は直行便が出ており、便利になりました。飛行時間は約6時間。時差は1時間です。今回の視察には、元コムロ美容外科のドクターで、現在は「よこはまエーブクリニック」で院長を務めている阿部 聖孝先生も、ご同行くださいました。成都に到着後は、遅さんの会社が建てた「オークウッドホテル」にチェックイン。もう夜も遅いので、そのまま就寝します。

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 6月7日は朝から視察を開始。まずは遅さんが現在準備中の2号店を見に行きます。

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 まだ工事中ですが、かなり広いスペースが確保されています。コムロ美容外科の銀座院と比べると、5倍程度の床面積がありそうです。さすが中国はスケールが大きいと感心させられました。

 次に、美容外科が集まった「四川米兰柏羽(Bravou)」を見学しました。とりあえず阿部先生と入口ホールで記念撮影です。

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 入口ホールも立派ですが、外観もなかなか壮観です。写真を撮るのを忘れてしまったので、代わりにパンフレットの写真を載せておきます。

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 この中が全て美容外科だというのですから、やはり日本とはスケール感が違います。

 昼食は下の写真のお店で四川料理。麻婆豆腐と担々麺をいただきました。

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 ここでちょっと珍しいものを発見。青島ビールの原酒です。アルコール度数も高いようです。紙で包まれたビールなんて、初めて見ました。

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 午後は遅さんが作った美容クリニック1号店の視察です。ここもかなり広く、内装もきれいです。下の写真は、スタッフの皆さんとの記念撮影です。

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 手術室を見て気になったのが使っている機材です。一般病院レベルのものがほとんどで、このままでは日本の美容外科のレベルに到達するのは難しいのではないか、という印象を持ちました。たとえば全身麻酔の機材も、日本では酸素・笑気ガス・エアの3種類が出るようになっていますが、私が見たものは笑気ガスが出ないものでした。笑気ガスは全身麻酔の補助的な役割を果たすものであり、これなしで全身麻酔を行うと、麻酔から覚めた時に気分が悪くなりやすいのです。遅さんには、できるだけ最新の機材を揃えた方がいいと、助言させていただきました。

 また1号店のドクターとのミーティングも行いました。ドクターからは豊胸手術に関する質問をいただき、私からは日本の最新状況を説明させていただきました。

 一連の視察を終えた後は、広東料理の夕食。下の写真は夕食後の記念撮影。向かって左から2人目の、背の高い方が遅さんです。

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 その後はオークウッドホテルに泊まり、翌朝9時5分発のANAで帰国しました。

 すでに2店舗目の準備を成都で進めている遅さんですが、今後は中国の主要都市に、合計8店舗を展開する計画だということです。そのため今後もドクターの育成を手伝って欲しいというお話をいただいており、中国での医師免許取得の手配も進めてくださることになりました。私は4年前に中国の医師免許を取得したことがあるのですが、有効期限が1年であり、現在はすでに期限が切れています。今回は2度目の医師免許取得であり、そのための健康診断を受けるため、今年8月には再び成都市に行く予定です。

 中国の美容外科はまだ黎明期という印象ですが、土地が広く人口も多いため、本格的に立ち上がれば大規模なビジネスになりそうです。これからどうなっていくのか、楽しみです。

posted by コムロ美容外科 at 16:00 | 交流活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月12日

「第6回 臨床形成皮膚医会」で講演を行いました。

 去る6月17日に、宮崎市で開催された「第6回 臨床形成皮膚医会」で講演を行いました。この会は、宮崎の皮膚科と形成外科の先生方が集う勉強会です。ここで約30分のお時間をいただき、バスト形成の話をさせていただきました。

 今回の講演のきっかけは、宮崎で「中野医院」を開院し、この会の座長も務めている中野俊二先生からのご依頼でした。中野先生とは、私が宮崎に開院した10年前からのお付き合いです。開院直後に中野先生から、施術の見学をしたいというご連絡をいただき、エラ骨切りのオペを見ていただいたのがお付き合いの始まりでした。それ以来ずっと親しくしていただいており、患者さまをご紹介いただいたことも何度かあります。

 講演をしてもらえないかというお話を頂いたのは、去年の11月でした。久しぶりに食事をご一緒したのですが、その場でこの話が出たのです。この頃はかなり忙しかったため、なかなか具体化しなかったのですが、今年5月に急遽話が決まり、今回の講演になりました。

 内容はバスト形成に関する「すべて」です。バスト形成の種類、豊胸術の推移、それぞれの施術方法、実際の施術例等、幅広くお話させていただきました。

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 その中でも特に参加者の興味を引いたのが、豊胸術の推移だったようです。これに関しては数多くの質問をいただきました。

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 講演時間も30分の予定が15分のびて、45分になってしまいました。なお今回はコムロ美容外科・東京院の外崎院長も参加し、「ピュアグラフト豊胸術」について解説しました。これに関しては別途ここでもご紹介したいと思います。

 講演が終わった後は、参加者全員での食事会。場所は宮崎市民プラザの近くにあるイタリアンです。専門分野が異なるということもあり、中野先生以外は初めてお会いする方ばかりでしたが、有意義なお話を聞くことができ、素晴らしいひとときになりました。

 今回のような機会を作ってくださった皆様、特に中野先生には感謝しています。
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2014年06月10日

第102回日本美容外科学会(JSAS)に参加しました

 6月7日〜8日の2日間、東京ビッグサイトで開催された「第102回日本美容外科学会」に、3年ぶりに参加してきました。コムロ美容外科・東京院のスタッフも一緒です。

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 私が初めてこの学会に参加したのはもう25年前です。当時は年に1回の開催で、講演会場も1つだけ、協賛企業の展示ブースも4〜5社だったと記憶しています。その後参加者が増え、年2回開催になり、10年前は講演会場が3会場になりました。現在はまた年1回の開催になり、今回は講演会場が2会場。3年前に比べて少し寂しくなりました。

 その一方で協賛企業のブースは以前にも増して65社と多くなりましたが、参加者が少ないため閑散としていました。でもこの展示ブースでは最新の医療機器を見ることができるので、いつも楽しみにしています。

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 今回の講演でいちばん面白かったのは、白壁征夫先生の「日本における美容外科の歴史」です。1896年に始まった重瞼術(二重まぶたにする施術)、1934年に始まった隆鼻術(鼻を高くする施術)から、その後の歴史を追いかけていくもので、とてもよくまとめられた講演内容でした。

 今ではシリコンプロテーゼを使うのが当たり前になっている隆鼻術も、最初の頃は象牙を使用していて、施術も美容外科ではなく、耳鼻咽喉科で行っていたそうです。当時はまだ美容外科という分野が存在していなかったのです。美容外科が生まれたのは1938年。その創始者となったのは、梅澤文雄先生です。現在の日本美容外科学会の会頭・理事長を務められている梅澤文彦先生は、そのご子息に当たる方です。

 施術方法の講演で興味深かったのは、大橋昌敬先生の「乳房インプラント抜去と同時のコンデンスリッチ豊胸」です。

 最近ではより自然な形や触感のため、以前入れた人工乳腺を取り去り、脂肪注入するというケースが増えています。この時、人工乳腺が入っていた場所が大胸筋下であれば、脂肪注入する場所とは異なるため問題ないのですが、大胸筋と乳腺の間に入れた場合には、同じ場所に脂肪を注入するため、人工乳腺を取り去った後の切開位置から、後で注入した脂肪が出てしまうケースがあります。大橋先生の方法で施術を行えば、このような問題を防止できるようです。

 医療機器のブースでは「ノンニードルMEDJET」に興味を惹かれました。これはピストル型の機器で、トリガーを引くことで炭酸ガスのジェット噴射によって先端30ミクロン穴(0.03o)から薬剤が噴出され、細胞間へ浸透させるというものです。針による薬液注入に比べて痛みが少ないという特徴があります。応用範囲が広く、患者さまの負担軽減にもつながるので、コムロ美容外科でもぜひ導入しようと考えています。

 それから久しぶりに、高須クリニックの高須克弥先生にお会いしたので、他のスタッフも一緒に記念撮影をさせていただきました。

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 今回の学会では、私は講演を行わなかったのですが、次回はぜひと言われています。来年に開催される「第103回日本美容外科学会」では、講演者として出席することになるかもしれません。
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